NASというデバイスを導入して8年あまりになりますが、ずっとQNAPを利用しています。初代はTS-269Proでした。
しかし、ファームの更新が終了してしまったので2年前にTS-351に乗り換えたのです。
使っていたHDDはWD Red 3TBで、幸い故障することがなかったので、2本ともそのままTS-351に引き継ぎました。
更にTS-351はHDDが3本入るNASなので、1本新たに追加して、RAIDも1から5に組み直しました。
そうして今までなんの問題もなくやってきたわけですが、微妙な不安要素が出てきます。
なんと、TS-351はカバーを外さないとHDDを交換できない… (もっと早く気付けばよかった…)
HDDも3本中2本は8年も稼働していることを考えると、いつ寿命が来てもおかしくない状態です。
「これ、ホットスワップ可能になってるけど、できるの?」という漠然とした不安がよぎります。
これは、NASを買い換えるしかない!
と、言うわけで、ちょうどツクモでお手軽なセットが販売されていたこともあり、総入れ替えを敢行しました!
まず、TS-351の電源を落とします。
次に、1から順番にHDDを外し、乗り換え先のTS-453Dに差し替えて行きます。
単純に載せ替えるだけで機種の移行ができるのはQNAPのいいところですよね。
では、移行が済んだので、次にHDDの入れ替えを行います。
この時点ではなんの疑いもなく入れ替え作業を行っていました。
3本のHDDを入れ替えるのに2日かかりましたが、一応、新しいHDDに置き換えるところまでは完了しました。
しかし、ここで一つの問題に直面します。
ボリュームタイプが「レガシーボリューム」なんです。
そもそも今回の乗り換えはTS-351からTS-453Dという比較的新しい機種同士だったんですが、HDDは初代のTS-269Proから使っているもので、それが原因のようです。
HDD入れ替えのついでにボリュームタイプも切り替えてしまいたい…。
というわけで、追加作業の発生です。
まず、外付けドライブを用意して現在のデータをバックアップします。
データ量はそんなに多くなく、外した3TBのHDDでバックアップが事足りるようです。
以前、録画用の外付けドライブが故障したときにあれこれするために購入したCenturyの裸族のお立ち台がありまして、これを使ってバックアップを取りました。
(バックアップ取るときはadminでやらないとすべてのフォルダが見えないので失敗します…実際、失敗しました…)
バックアップが取れたら、現在のボリュームを削除します。データが消えるので割と勇気がいります。
削除が完了したら新しいストレージプールを作成します。
…とその前に、この時点で4本目のHDDを入れておくと手間なく新しいRAIDが組めます。
(実は、そんなこと考えないで作業してたから、何度も作り直すことになりました…)
ストレージプールを作成するときにHDDを選択しますが、今回、4本のHDDを使って、RAID5+ホットスペアで環境を構築したいと思っていたので、3本チェック入れて、残りを予備としました。
作ったストレージプールにシックボリュームを追加します。
ボリュームが準備完了になったら、バックアップを書き戻します。
と、思ったんですが、ボリュームを消した時点で入れてたアプリが消えています。まずはHBS 3をインストールしないとダメですね。
HBS 3のインストールが済んだら、復元ジョブでバックアップしたものを選択します。
(これをルート直下に書き戻す方法ないんでしょうかね…? 一旦別のところに置いた後に移動してたんですが…)
データはこれでほぼ戻りました。
さて、次に、Container Stationの設定を戻します…が、エクスポートしたradikoolをインポートしても仮想ネットワークが正しく構築されません。
仕方ないので、設定値を一通り拾って、新しく作り直すことにしました。
後は、入れてたアプリを入れ直して復元完了です。
VPN設定とかは本体に記録されているのか、特に消えたりはしませんでした。
ひとまず、これでしばらくは安心して暮らせそうです。
しがないシステムエンジニア
光るものは何もなし、今日も一日勉強中…